【振袖コーデ】襟元からこだわりたい!振袖コーデを格上げする「半衿」の種類や合わせ方をご紹介☆
はじめに
こんにちは!
三ツ星でございます。
木々の緑が色濃くなる時季となりました。
皆様いかがお過ごしでしょうか?
本日のブログでは、振袖コーデに華やかさを添える「半衿」についてお話しいたします。
振袖コーデを考えていらっしゃる方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
半衿とは?
半衿とは、お振袖の着つけに必要な小物の一つで、お振袖の下に着用する「長襦袢」の衿に縫い付けて使用します。
幅約15㎝、長さ約100㎝の細長い布でできており、長襦袢に縫い付けることでお振袖の襟元に汗染みや皮脂汚れが付かないように保護してくれます。
首元はファンデーションなどのメイク汚れも付きやすいですから、半衿でしっかり保護しておく必要があります。
そんな半衿は、大切なお振袖を汚れから守る役割を持ちながら、実はコーディネートの重要なポイントとなるおしゃれアイテムとしての役割も持っているんです。
振袖姿を正面から見たときに、首やお顔に一番近い位置に見える部分が半衿です。
お顔の明るさや印象に大きく関わる部位ですので、半衿にこだわることで振袖コーデの完成度がぐっと上がります。
一般的には白い半衿が多く、式典などのフォーマルな場では白が良いとされています。
しかし、最近の成人式では、白だけでなく刺繍が入ったものや色のついたものを着用することができます。
個性を出せるポイントが多いのは嬉しいことですよね。
半衿の種類
半衿には様々な種類の素材で作られたものがあり、季節や TPOに合わせて使い分けることができます。
・塩瀬(しおぜ)
キュッと張った経糸に太い緯糸を打ち込むという特徴的な織り方で作られた半衿です。
10月~5月下旬あたりが着用に適した時期とされています。
お振袖や留袖などのフォーマルな着物から、小紋や紬などの普段着にも合わせることができる万能なアイテムです。
・絽(ろ)
絽の半衿は6月~9月下旬の暑い時期の着物に合わせる代表的なものです。
あえて隙間を空けて織られた生地感が涼しげで、爽やかで夏っぽい着こなしにぴったりです。
裏地のない単衣などに合わせて使います。
他にも縦しぼが特徴的な「楊柳(ようりゅう)」や、透け感のある麻で織られた「麻絽」、強い拠りが存在感を発揮する「縮緬」などの種類があります。
トレンド半衿の合わせ方
先にご紹介した通り、現在は半衿にも様々な色柄のものがあります。
特に成人式のお振袖に合わせる半衿には、かわいらしいデザインのものが多く、自分らしさやこだわり感を演出する大切なポイントになっています。
そこで、今トレンドになっている半衿と、失敗しない合わせ方のポイントをご紹介いたします。
花柄の半衿
花の刺繍が施された愛らしい半衿が人気です。
お振袖に描かれた花柄と合わせるとまとまりのあるコーディネートになります。
白やクリーム色などの淡い地色に、お振袖の地色や柄と同系色の花が細かく刺繍された半衿を合わせると、柄がうるさくならず、細部までこだわりが表現された今っぽいコーディネートになりますよ。
七宝柄の半衿
円が連なった形で表現された七宝柄は、日本の伝統的な有職文様の一つです。
線で作られた柄であるため、総柄でもすっきりとして見えるのが特徴です。
七宝柄を襟元に仕込むことで、振袖コーデの高級感や重厚感が格上げされ、お顔まわりが華やかになります。
鮮やかなオレンジやビビッドなピンクなど、強めのカラーのお振袖に、白地の七宝柄半衿を合わせると、程よく抜け感のある洗練された印象になります。
いかがでしたか?
半衿は、お振袖を守る役割とコーディネートを格上げする重要な役割を持つアイテムです。
ぜひ手に取って、お振袖と合わせながら選んでくださいね。
最後に
まだ冷え込む日もございます。
お身体には気をつけてお過ごしください。